ごくらくちんみ 第2期 原作:杉浦日向子(青春アドベンチャー) - 格付:C

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作品:ごくらくちんみ 第2期
番組:青春アドベンチャー
格付:C+
分類:グルメ
初出:2011年5月2日~5月6日(全5回)
原作:杉浦日向子
脚色:井出真理
演出:真銅健嗣
主演:角替和枝ほか  

漫画家で江戸風俗研究家であった杉浦日向子さんの小説が原作のラジオドラマで、1話完結・全5回の短編集です。
本作には2009年に放送された同じタイトルの作品(ごくらくちんみ)があります。
青春アドベンチャーでは第2シリーズを放送する場合、「2」など、それとわかるような表記をタイトルにつけるのが通例なので、全く同じタイトルで違う内容(続編)を制作するのはめずらしいと思います。
思いつくものとしては遠い昔のアドベンチャーロード時代の1989年に放送された「アルバイト探偵」くらいでしょうか。
こちらは連作短編だったのですが、第1シリーズの放送の半年後に同じタイトルで何事もなかったかのように続きを放送していました。
ちなみに「アルバイト探偵」は第2シリーズの更に後に今度はタイトルを変えて(「女王陛下のアルバイト探偵」)、第3シリーズが放送されていました。
本ブログでは、2009年版の「ごくらくちんみ」と紛らわしいので本作を「ごくらくちんみ 第2期」と表記させて頂きました。

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さて、作品内容はほぼ前作の「ごくらくちんみ」と同じです。
毎回、異なる女性を主人公として、各話1品ごとの珍味(酒肴)と絡めてその女性の人生の一場面を綴っていく作品で、まさに「日常系」の作品です。
今作で採用されている珍味は以下の五種類です。
個人的には昔「釣りキチ三平」(だったと思いますが自信なし)に登場し一度は食べてみたい、と思っていた「鮎のうるか」が選ばれているのはちょっと嬉しかったですね。
結局、私は食べたことがないのですけど。

1 にがうるか
2 うずらのピータン
3 がん漬け
4 しおうに
5 ちょろぎ

前作は、語り口は軽妙であるものの、やや重い内容の作品が多かったのですが、本作はその傾向は少し薄れ、気軽に聞ける作品が多くなっています。
ただし前作同様、テーマである珍味に無理やり結び付けたように感じられてしまうストーリーや、逆に珍味は小道具として出てくるだけで何らストーリーには関係ない作品も多いと感じます。
第4話は私が子供の頃から大好きだった「しおうに」がテーマだったのですが、本当に作品の片隅に出てくるだけでした。
また、「娘が旦那と喧嘩して家に戻ってきた」とか「長年飼っていたペットが死んだ」とかいうことが人生の一大事件であることは理解できますし、それをテーマにしたラジオドラマも結構だとは思うのですが、どちかかというと、より文芸色の強い「FMシアター」でやって頂いた方が私にはしっくり来ます(この辺は私の個人的な希望です)。
とはいえ、いまや数少ない帯のラジオドラマ番組である青春アドベンチャーですので、多様なリスナーの希望にこたえるためには、このような傾向の作品も一定程度は必要なのだとは思います。

主演も前作同様、各話ごとに異なる女優さんが演じています。
全体のナレーションを担当するのは前作と同じ銀河万丈さん。
スペースマシン」でもナレーションをされていましたが朗々としたお声はまさにナレーション向きです。
その他、長谷川真弓さん(おいしいコーヒーのいれ方シリーズ)、大高洋夫さん(アルジャーノンに花束をラジオ・キラー)、石田太郎さん(有頂天家族三匹のおっさん1985年のクラッシュ・ギャルズ)など青春アドベンチャーに出演経験が多数ある芸達者な方が多く、日常系の短編ドラマとして安心して聞ける仕上りになっていると思います。
1話15分で完結する話ばかりですので、気軽に聞くにはぴったりだと思います。



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Hirokazu
Posted byHirokazu

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