日常生活の冒険 作:北野勇作(青春アドベンチャー) - 格付:C

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作品:日常生活の冒険
番組:青春アドベンチャー
格付:C+
分類:多ジャンル
初出:1997年9月1日~9月5日(全5回)
作 :北野勇作
演出:角井佑好
出演:中島陽典、佐藤綾  

小説家・北野勇作さんのオリジナル脚本の短編集です。
大江健三郎さんに同名の「日常生活の冒険」という小説があるようですが、本作品とは関係ないようです。
北野さんの作品としては、1994年に自身の小説を原作とする「昔、火星のあった場所」が青春アドベンチャー化されています(脚色は北野さんご自身)。
その後、オリジナル脚本の短編集である本作品「日常生活の冒険」を経て、1998年にはオリジナル脚本の長編である「路地裏のエイリアン」が制作されています。

本作品は、オリジナル脚本の短編5話で構成される短編集です。
青春アドベンチャーではライフシリーズ不思議屋シリーズのように、各回毎に異なる脚本家がオリジナル脚本を競作する作品は多数あります。
また、全10話又は全5話でオリジナル脚本の長編が作られることもそれなりにあります。
しかし、本作品のように一人の脚本家が短編全てをオリジナルでつくった作品は他にはほとんどないと思います。
今まで紹介した作品では「五つの魔法の物語」くらいでしょうか。
ただし、これは「カフェテラスのふたり」で放送された作品です。
やはり青春アドベンチャーでは異例の作品です。

さて、本作品の全5回の概要は以下のとおりです。

話数 タイトル ジャンル 格付け 粗筋 一言
1 深夜のアルバイト 日常 C 金欠で仕方なく始めたアルバイトは、猫を尾行して猫の集会を探すという奇妙なものだった。 何となく始まって何となく終わってしまった作品。誰かこの作品のヤマとかオチがどこだったか教えて下さい。
2 コンビニエンス・ミステリー 推理 A- 毎日決まった時間におかしな格好で現れる客。その目的は何か。 あからさますぎて誰か気づかないのか?とか、比較対象のテープは既に消去されているのでは?とか気になる点はあるが、短いながらミステリーとして成立している。
3 カエル通信システム 幻想(日本) C+ 訪問販売員がセールスを始めたのは「カエル通信システム」なる奇妙な情報通信システムだった。 カエルがなぜ雨の前に鳴くのかという疑問を通信システムに結びつけた着想は面白いが、それ以外にはとくに興味を引かず。
4 あなたの世界 幻想(日本) C 自堕落な生活を続ける男が酔っぱらって受け取った箱は「あなたの世界」という新しいゲームの試供品だった。 受け取った箱がゲームで、その名前が「あなたの世界」だった時点でオチが見えてしまうと思う。
5 夢の中の壺 幻想(幻想) C マンションのフリーマーケットで壺を買った男は、それから毎日、夢を見るようになる。 よくあるような話しという印象。オチも予定調和的。

出演は、俳優・演出家の中島陽典さんと、女優の佐藤綾さんのお二人。
全ての回がこのお二人だけで進行するという、昔のNHK-FMのラジオドラマ番組(「ふたりの部屋」や「カフェテラスのふたり」)を彷彿とさせる構成でした。
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Hirokazu
Posted byHirokazu

Comments 1

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コン  

深夜のアルバイトの山はやっぱり靴音ではないでしょうか。あの靴音を聴きながら何が現れるかドキドキしました。このエピソードは始まりはよかったのですが、落ちが弱かったですね。
他のエピソードは面白くなかったです。

2017/01/12 (Thu) 00:39 | EDIT | REPLY |   

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