青春アドベンチャー雑記帳~オーディオドラマ・ラジオドラマの世界

NHK-FMのオーディオドラマ「青春アドベンチャー」の紹介ブログです。前身番組の「サウンド夢工房」・「アドベンチャーロード」等も含みます。一応「格付」するなど評価・評論風のことも書いていますが、堅い話はともかく雑談・脱線ありありで、オーディオドラマを中心とした楽しい世界を紹介します。リンクフリーです。

最多原作者(その2)

【なんでもベストテン⑥】最も採用されている原作者(その2)

ラジオドラマ番組である「青春アドベンチャー」において、原作として採用された数が多い作家をランキング形式で発表するこのシリーズ。
前回に引き続きまして、今回はいよいよトップテンの発表です。
トップテンといいつつ、実は3作品が採用されている原作者さんが13人いらっしゃるため、この方々が同率の7位タイになります。
今回もアイウエオ順、敬称略での紹介です。

第7位(タイ3作品) : 荻原浩(※2)
・「僕たちの戦争
・「押入れのちよ)」
・「金魚姫

2007年に「僕たちの戦争」と「押入れのちよ」が取り上げられた荻原浩さん。
2016年に直木賞を受賞されたあとの2017年に「金魚姫」で故郷?に錦を飾りました。


第7位(タイ)3作品 : 伊坂幸太郎
・「オーデュボンの祈り」(2004年・青春アドベンチャー)
・「死神の精度」(2006年・青春アドベンチャー)
・「終末のフール」(2010年・青春アドベンチャー)

今回のランキングではやや古めの作家さんが多いのですが、伊坂さんは数少ない、今まさに旬の人気作家さんです。
放送時期も皆、比較的最近です。


第7位(タイ)3作品 : 江戸川乱歩
・「妖怪博士と少年探偵団」ほか【シリーズ】(1986年~・アドベンチャーロード)
・「元祖・江戸川乱歩の奇妙な物語」(1991年・サウンド夢工房)
・「黒蜥蜴」ほか【シリーズ】(2009年~・青春アドベンチャー)

広川太一郎さんが明智を演じる子供向けのシリーズ(いわゆる「少年探偵団シリーズ」)と、篠井英介さんが明智を演じる大人向けのシリーズがあります。
前者は「最多放送回数シリーズ」特集の記事でも取り上げた超長篇シリーズです。
後者のうち「魔術師」と「黒蜥蜴」をすでに紹介済みです。
放送時期に20年以上の幅があるのが凄いのですが、これ以前からAMでは頻繁にラジオドラマ化されていました。
やはりラジオドラマにおいて江戸川乱歩は永遠のスタンダードなのでしょう。


第7位(タイ)3作品 : 荻原規子
・「空色勾玉」(1989年・アドベンチャーロード)
・「これは王国のかぎ」(2000年・青春アドベンチャー)
・「風神秘抄」(2006年・青春アドベンチャー)

主として和風ファンタジーの作家さんです。
「空色勾玉」は日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
「空色勾玉」と「風神秘抄」は設定上のごく少しだけつながりがあるようです。
「これは王国のかぎ」のみ舞台がアラビアンナイト風です。


第7位(タイ)3作品 : 加納一朗
・「ホック氏の異郷の冒険」(1986年・アドベンチャーロード)
・「にごりえ殺人事件」ほか【開化殺人帖シリーズ】(1987年・アドベンチャーロード)
・「浅草ロック殺人事件」(1988年・アドベンチャーロード)

主として日本の近代を舞台とした探偵ものの作品群です。
全て1980年代(アドベンチャーロード時代)の作品です。


第7位(タイ)3作品 : 宗田理
・「ぼくらの七日間戦争」(1985年・アドベンチャーロード)
・「ぼくら落ちこぼれ探偵団」(1989年・アドベンチャーロード)
・「春休み少年探偵団」(1993年・青春アドベンチャー)

主として若者を登場人物とした推理ものです。
「ぼくらの七日間戦争」は実写映画化もされた作品で、実写版が宮沢りえが可愛かった。


第7位(タイ)3作品 : 高千穂遥
・「夏・風・ライダー」(1985年・FMアドベンチャー)
・「黄金のアポロ」(1986年・アドベンチャーロード)
・「銀河番外地、運び屋サム」(1988年・アドベンチャーロード)

FMアドベンチャーからアドベンチャーロード期の作品。
バイクレースもの、SF格闘もの、スペースオペラと多彩な顔ぶれです。
「運び屋サム」はアドベンチャーロード中期の名作。
故・沖田浩之さんが好演しています。


第7位(タイ)3作品 : 田中光二
・「血と黄金」(1984年・FMアドベンチャー)
・「地の涯、幻の湖」(1987年・アドベンチャーロード)
・「幽霊海戦」(1988年・アドベンチャーロード)

こちらもFMアドベンチャーからアドベンチャーロード期の作品。
いわゆる冒険もの。
「血と黄金」はFMアドベンチャー期の傑作の一つだと思います(FMアドベンチャーは必ずしも網羅的に聞いたことはないのですが)。
また、「幽霊海戦」の潜水艦戦闘シーンでの高取艦長(父)のかけ声がとても印象的です。


第7位(タイ)3作品 : 谷山浩子
・「ネムコとポトトと白い子馬」(1990年・サウンド夢工房)
・「谷山浩子の電報配達人がやってくる」(1991年・サウンド夢工房)
・「谷山浩子の”悲しみの時計少女”」(1992年・サウンド夢工房)

全てがサウンド夢工房時代の作品です。
全て不思議系の作品で、理屈っぽい人にはお勧めできないかも知れません(私のこと?)。


第7位(タイ)3作品 : ドナルド・E・ウェストレイク
・「踊る黄金像」(1995年・青春アドベンチャー)
・「二役は大変!」(1996年・青春アドベンチャー)
・「嘘じゃないんだ」(1996年・青春アドベンチャー)

上位に入った数少ない外国人原作者さんです。
コメディ色の強いサスペンス作品の作家さんのようですが、あまり聴いたことがないので論評は勘弁して下さい…


第7位(タイ)3作品 : 長野まゆみ
・「少年アリス」(1989年・アドベンチャーロード)
・「テレヴィジョン・シティ」(1996年・青春アドベンチャー)
・「天体議会~プラネット・ブルー~」(1996年・青春アドベンチャー)

幻想的なファンタジーの作家さんです。
少年アリスはなんとなんと、あの内舘牧子さんの脚本です。


第7位(タイ)3作品 : 藤井青銅
・「愛と青春のサンバイマン」(1991年・サウンド夢工房)
・「超能力はワインの香り」(1992年・青春アドベンチャー)
・「笑う20世紀」(1994年・青春アドベンチャー)

前回の記事で書いたように藤井青銅さんは非常の多くのオリジナル脚本を青春アドベンチャー向けに書き下ろされているのですが、この3作品はラジオドラマに先行した原作があるため、ここでは原作者として取り上げました(そのたも含めた藤井青銅さんの関連作一覧はこちら)。
なお、「笑う20世紀」はpart5まで制作されたショートショート作品ですが、藤井さんのHP(外部リンク)を拝見したところ、第1作のみ原作本がありという扱いのようなので、2015/1/11に当該部分を追記いたしました。


第7位(タイ)3作品 : 森詠
・「さらばサンメル」(1985年・アドベンチャーロード)
・「真夜中の東側」(1986年・アドベンチャーロード)
・「さらばアフリカの女王」(1987年・アドベンチャーロード)

全てアドベンチャーロード時代の作品です。
正当な冒険物語の「さらばアフリカの女王」が印象深いです。


第7位(タイ)3作品 : 山田正紀(※1)
・「謀殺の弾丸特急」(1987年・アドベンチャーロード)
・「ツングース特命隊」(2013年・青春アドベンチャー)
・「チョウたちの時間」(2015年・青春アドベンチャー)

四半世紀の時を隔てて山田正紀作品がNHK-FMに帰ってきました。
この勢いで是非「神狩り」もラジオドラマ化していただきたいものです。
音楽が印象的な名古屋局あたりでお願いできないでしょうか(笑)


スミマセン。第2回で終わりませんでした。
残りの上位の発表は次回に続きます。

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(その3)に続きます。
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(※1)2015年放送の「チョウたちの時間」にあわせて追記しました。
(※2)2017年放送の「金魚姫」にあわせて追記しました。

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