青春アドベンチャー雑記帳~オーディオドラマ・ラジオドラマの世界

NHK-FMのオーディオドラマ「青春アドベンチャー」の紹介ブログです。前身番組の「サウンド夢工房」・「アドベンチャーロード」等も含みます。一応「格付」するなど評価・評論風のことも書いていますが、堅い話はともかく雑談・脱線ありありで、オーディオドラマを中心とした楽しい世界を紹介します。リンクフリーです。

最多放送回数シリーズ(その2)

特集【何でもベストテン②】最も放送話数が多いシリーズは何か?(その2)

青春アドベンチャーの作品で最も放送回数(話数)が多い作品を調べているこのシリーズ。
(青春アドベンチャーとは何かという方はこちらをご参照ください)
(その1)では第10位を発表しましたので、今回はいよいよベスト10の発表です。
ベスト10といっても、合計30話で第8位で並んでいる以下の3シリーズからスタートします。

第8位(タイ):30話
ヴィクトリア朝怪奇冒険譚(青春アドベンチャー・3作品)
・「月蝕島の魔物」(2012年)
・「髑髏城の花嫁」(2013年)
・「水晶宮の死神」(2017年)

長く原作の第3弾が発表されなかった「ヴィクトリア朝怪奇冒険譚」ですが、その第3弾「水晶宮の死神」が発刊されるなり、すぐにラジオドラマ化されることになりました。
演出の藤井ディレクターは第三弾もラジオドラマにしたいので早く原作を書いてくれ、と要請していた様子。
ディレクター執念の30話です。
なお、第3弾で完結の模様。

第8位(タイ):30話
プラハの春シリーズ(青春アドベンチャー・2作品)
・「プラハの春」(2006年)
・「ベルリンの秋」(2006年)

15話ずつ2回のシリーズです。
「中年アドベンチャー」として話題になりました。
「プラハの春」は青春アドベンチャーを代表する大人向けのラブロマンス、「ベルリンの秋」は青春アドベンチャー随一のドロドロ恋愛ドラマです。

第8位(タイ):30話
赤と黒(青春アドベンチャー・2作品)
・「赤と黒(第一部)」(2004年)
・「赤と黒(第二部)」(2004年)

こちらも15話ずつ2回のシリーズです。
何と、スタンダールが書いた古典として名高い「赤と黒」が原作です。
ぐちゃぐちゃの愛憎ドラマが繰り広げられる作品。
こんな作品も青春アドベンチャーになるのです。

第8位(タイ):30話
BANANA・FISH(青春アドベンチャー・3作品)
・「BANANA・FISH」(2004年)
・「BANANA・FISH パート2」(2005年)
・「BANANA・FISH パート3」(2006年)

吉田秋生さんの名作漫画のラジオドラマ化。
個人的にラジオドラマと漫画はあまり相性が良くないと思っています(この辺の雑感は別記事で)。
ただし本作はラジオドラマも名作の評判。
これも詳しくはいずれ改めて。


続いて第7位には2015年現在、リアルタイムで進行中のシリーズが入りました。

第7位(タイ):35話
篠井版・明智小五郎シリーズ(青春アドベンチャー・3作品)
・「黒蜥蜴」(2009年)
・「黄金仮面」(2010年)
・「魔術師」(2012年)
・「吸血鬼」(2015年)

黒蜥蜴」が5話、他の3作品が10話ずつで35話です。
最新作が2015年放送の「吸血鬼」ですので、まだ続いている可能性があります。
篠井英介さんが明智小五郎役をされたシリーズです。
詳しくは各作品の紹介記事を見て頂きたいのですが、4作は微妙に趣向が違った作品です。
しかし、少年探偵団シリーズの明智とは違い、人間臭い明智という面では共通しています。


第6位:50話
タイムスリップシリーズ(青春アドベンチャー・5作品)
・「タイムスリップ明治維新」(2004年)
・「タイムスリップ源平合戦」(2005年)
・「タイムスリップ戦国時代」(2006年)
・「タイムスリップ川中島」(2007年)
・「タイムスリップ大坂の陣」(2011年)

NHKオンデマンドで唯一公式配信中の作品(※)。
人気声優さんを主役に抜擢しておりその筋では人気のようです。
各年の大河ドラマと同時代を舞台とした内容を放送していました。
公式配信していただけるのは本当にありがたいのですが、個人的に正直な感想としては「配信して欲しいのはその作品じゃないんだけどなあ」といったところです...

(※)2013年8月注
NHKオンデマンドで検索してもタイムスリップシリーズがみつからないことに気が付きました。
公式配信が中止されてしまったのでしょうか?
そうだとしたら、とてもとても残念です。
それにしても何で中止するのでしょう。
ロングテール商品として育てていくなら多少アクセスが少なくても、どんどん作品を増やしていくことによって育っていくと思うのですが。
NHKが、手っ取り早く収益が見込める、NHKスペシャルと大河ドラマと朝ドラ以外はどうでもよいと考えているのであれば残念です。


いよいよベスト5ですが、第4位がタイで2作品あります。


第4位(タイ):55話
白狐魔記シリーズ(青春アドベンチャー・5作品)
・「白狐魔記 源平の風」(2014年)
・「白狐魔記 蒙古の波」(2014年)
・「白狐魔記 洛中の火」(2015年)
・「白狐魔記 戦国の雲」(2015年)
・「白狐魔記 天草の霧」(2016年)
・「白狐魔記 元禄の雪」(2016年)

斉藤洋さん原作の子供向きの伝奇シリーズで、「源平の風」が5話、他の5作品が10話ずつで合計55話です。
妖力を得た狐を主人公として、日本史の有名な舞台をたどっていく作品で、第1作は源平合戦、第2作は元寇、第3期は南北朝争乱、第4作は戦国時代、第5作は島原の乱、第6作は元禄赤穂事件が舞台です。
足掛け2年半で6作品が制作されました。
この先はもう原作がないようですので、ここで打ち止めのようです。


そして、もうひとつの第4位は!

第4位:55話
ランドオーヴァーシリーズ(青春アドベンチャー・5作品)
・「魔法の王国売ります」(1995年)
・「魔術師の大失敗」(1995年)
・「黒いユニコーン」(1996年)
・「大魔王の逆襲」(1996年)
・「見習い魔女にご用心」(2001年)

第4作目の「大魔王の逆襲」のみ15話の作品のため合計55話になりました。
現代アメリカの弁護士が剣と魔法の王国に旅立つ話です。
主人公が人生に疲れた中年男というのがファンタジーらしくないところで、ちょっとコミカルな内容になってります。
翻訳されている全5作すべてがラジオドラマになっています(海外の原作はもう1作あるらしい)。


それではベストスリーです!

皆様の予想は当たっていますでしょうか?
第2位は同数で2作品あります。


第3位(タイ):60話+総集編
封神演義(青春アドベンチャー・3作品)
・「封神演義」(1998年)
・「封神演義 第2部 朝廷軍の逆襲」(1999年)
・「封神演義 第3部 易姓革命」(2000年)

何と3作品で60話。
すなわち各作品とも20話という超大作!
さらに総集編が2回制作されています。
出演陣も豪華でこの作品をこのまま埋もれさせるのはあまりにもったいない。
NHKの方、料金払っても構わないので、何とか公式配信お願いできないでしょうか
著作権の問題が色々難しいのはわかりますし、すごく売れるとは思いませんが、ロングテールの商品としては十分行けると思うのです。
少なくともNHKの倉庫に眠っているだけだと誰も得しないと思います。
人手が足りないならお手伝いをしたいくらいです。


第2位(タイ):60話+総集編
おいしいコーヒーのいれ方(青春アドベンチャー・10作品+1総集編)
・「キスまでの距離」(1997年)
・「僕らの夏」(1997年)
・「彼女の朝」(1997年)
・「雪の降る音」(1999年)
・「緑の午後」(2001年)
・「遠い背中」(2002年)
・「坂の途中」(2003年)
・「メモリーズ」(2006年・総集編)
・「優しい秘密」(2006年)
・「聞きたい言葉」(2006年)
・「夢のあとさき」(2006年)

「封神演義」と同様に60話プラス総集編。
「封神演義」の総集編が、安能務氏へのインタビューと視聴者からのお便りコーナー以外は基本的に再編集である(らしい)のに対して、「おいしいコーヒーのいれ方」の総集編は「メモリーズ」と銘打たれ、内田健介さんと長谷川真弓さんのトークコーナーが付いている分、並び順はこちらを後にしました。
この「おいコー」、各作品は5話または10話と比較的短めですが、何と全10作品!
2000年前後の約10年間をかけて放送された超長編シリーズでした。
あまりの長さでファンの間でも賛否があったようですが、この作品を作りきったNHKのスタッフの努力にはやはり脱帽です。
でも、これでも原作では第1期だけらしいです...


第1位は「封神演義」でも「おいコー」でもありませんでした!
それでは1位は一体?...

それでは発表です!!

















第1位75話
少年探偵団シリーズ(アドベンチャーロード・5作品)
・「妖怪博士と少年探偵団」(1986年・25話)
・「魔人復活 第1部 青銅の魔人」(1987年・10話)
・「魔人復活 第2部 地底の魔術王」(1987年・10話)
・「透明怪人と黄金どくろの謎」(1988年・15話)
・「宇宙怪人と少年探偵団」(1989年・15話)

「ああ、変幻自在、風のようなアイツ」
当時の放送を聞いていた方であればナレーションの中西龍さんのこのフレーズを聞いただけで懐かしさがこみ上げてくるはず。
広川太一郎さんが明智小五郎を、羽佐間道夫さんが怪人二十面相を演じていたシリーズです。
はまり役とはまさにこのお二人のためにある言葉。
広川さんはこれより昔のNHKのAMラジオドラマ時代にも明智小五郎役をやっていました。
広川さん以上の明智小五郎は今でも考えられません。
ラジオドラマの性格上、羽佐間さんの声を聞きわけられた時点で、今回、二十面相が化けているのが誰かわかってしまうのはご愛嬌でしたが。

という訳で、意外な(?)結果に終わった今回のランキング。
お楽しみいただけましたでしょうか?

さて、最後におまけとして(その3)ではイレギュラーな話数だった作品について書きたいと思います。

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(その3)はしばらく後に掲載する予定です。
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※1 2014/12/23・2015/8/30・2016/2/25・2016/9/8追記
白狐魔記の第3作が放送されることになり、ついにトップテンが変動しました。
その後第4作・第5作も放送されています。

※2 2015/3/14追記
篠井版明智シリーズの第4作の「吸血鬼」が放送されることになり、順位を修正しました。

※3 2017/8/31追記
「ヴィクトリア朝怪奇冒険譚」第3作の「水晶宮の死神」が放送されることになり、ついにトップテン入りしました。



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