青春アドベンチャー雑記帳~オーディオドラマ・ラジオドラマの世界

NHK-FMのオーディオドラマ「青春アドベンチャー」の紹介ブログです。前身番組の「サウンド夢工房」・「アドベンチャーロード」等も含みます。一応「格付」するなど評価・評論風のことも書いていますが、堅い話はともかく雑談・脱線ありありで、オーディオドラマを中心とした楽しい世界を紹介します。リンクフリーです。

鏡の偽乙女~薄紅雪華紋様~ 原作:朱川湊人(青春アドベンチャー)

作品:鏡の偽乙女~薄紅雪華紋様~
番組:青春アドベンチャー
格付:A
分類:幻想(日本)
初出:2011年6月20日~7月1日(全10回)
原作:朱川湊人
脚色:飯野陽子
演出:木村明広
主演:草野康太

大正時代、画家志望の槇島風波(まきしまふうわ)は、正体不明の画家・穂村江雪華(ほむらえせっか)と出会う。
雪華の不思議な魅力に惹かれ雪華の住む根津の下宿屋「蟋蟀館」(こおろぎかん)に移り住む風波。
彼はそこで未練を残しこの世を彷徨う未練者(みれいじゃ)の起こす様々な事件に巻き込まれていくことになる...

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大正時代の東京を、妙に哀愁をたたえた未練者(要はゾンビ?)が徘徊する、幻想系のファンタジー。
個人的には、薄紅雪華紋様(うすくれないせっかもんよう)、風波(ふうわ)、未練者(みれいじゃ)などの語呂合わせ調の名前や、大正浪漫風の舞台設定、元新撰組隊士などの狙いすぎの人物設定などで最初から少し引いてしまいました。
しかし、物語も音響効果なども丁寧につくられており、聞いてみると意外と聴きやす作品でした。
全体的なトーンは高橋和也さんが主演された「家守綺譚」に近いもので、連作短編形式で数話ごとにオチがつくのもリズムがあってよかったと思います。
雪華役の大場泰正さんの話し方にも味があり、風和役の草野康太さんも聴きやすく、作品にあっていると感じました。
また、作り手側には関係ないのですが、幼い子供をもっている私には、父と娘の話はちょっと反則の内容。
それだけで評価が甘くなってしまいそうです。
何度も聴きたいかというとそこまで気に入ってはいないのですが、黒幕である「コレクター」がでてきたばかりのところで話が終わっていることもあり、続きを聞きたい気になりました。
ところでちょっとしたトリビアなのですが、この作品で「お欣」を演じた高畑充希さんが、めでたく2016年4月スタートのNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインに選ばれました。
今すぐは無理でしょうが、是非、高畑充希さんの凱旋出演を兼ねて、本作品の続編を制作していただきたいものです。
でも、朝ドラの主演女優に出演してもらうには端役すぎるかな?

なお、本作品を脚色している飯野陽子さんは青春アドベンチャーでは何と15年ぶりの登場です。
15年前の脚色作品は「時間泥棒」でした。



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なお、意識して差をつけないと"A"ばかりになりがちなので、敢えて差はオーバーにつけています。
"C"であっても最後まで聞いた作品であることは確かで、それなりに評価している作品です。
"C"作品のファンの皆様、ご容赦ください。

また、そもそも作品の評価は各人の趣味によって大きく異なると思います。
既にネットで公開されている尊敬すべき先達の作品評も見ても同じ作品でも評価はバラバラです。
私の評価は、SF、海外原作もの、歴史もの、仮想歴史ものには甘い傾向があると自覚しています。
折角のラジオドラマなので日常生活を離れた、スピード感があるもの、劇的なケレン味のある作品も好きです。
また、私は小説であれば短編集は決して嫌いではないのですが、青春アドベンチャーは今では数少ないラジオの帯番組ですので、どちらかと言えば短編集より長編を放送して欲しいと思っており、短編集の評価はあまり高くないと思います。

さらに言うと評価は属人的な趣味・趣向のレベルですら一定しているわけですらなく、聞いたとき・レビューを書いたときの精神状態、年齢、そのときの生活環境、先に原作を読んでいたか等にも左右されると思います。
また、正直、「思い出補正」で過去の作品のほうが高い評価をしているとも思います。
格付けについてはその辺を補正して見ていただければ幸いです。

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